ラーメン界のEXILE?とみ田。
2009年のラーメン屋に関する賞を総なめにした感のある巨匠「とみ田」に、この日は川崎からはるばる遠征。
鬼の行列を覚悟はしてはいるが、極力フロントローを目指して、平日にもかかわらず通常の通勤時間帯から車で出発。
早くたどり着きたい一心で日頃使っている裏道を使用。しかし、出だして踏み切り渋滞。
そういえば普段使っている裏道は休日の午後に通る事が多く、通勤時間帯は当たり前のように電車が行ったり来たり。あせる心と裏腹に久々に見る開かずの踏み切り。
途中、更にいくつものプチ渋滞を抜け出し首都高入り口へ。首都高の中央突破は渋滞があり危険と考え羽田から湾岸経由で行くことに。
しかし、確実にお店に到着するために設定したナビは、折角湾岸を通ろうとしたにもかかわらず箱崎経由を指示。久々に乗る不慣れな首都高で道を間違えたら大変と普段は反抗ばかりしてるナビに珍しく従う事に・・・案の定、渋滞。
ナビの到着予定時間はどんどん開店時間へ迫っていく。
それでもなんとか首都高を降りて、会社の同僚を拾いやっと松戸街道へ。
ここでもプチ渋滞、更に追い討ちをかけるように救急車が2回も後方からやってきてそのたび車を左に寄せしばらく待機。
心の中は2時間待ちを覚悟し始める。
計画では10時到着で余裕があれば近辺を散策する予定であったが、10時30分近くにやっと到着。慌ててとめたコインパーキングは15分100円。しかし車を降りて移動中に隣のパーキングを見ると20分100円。
隣同士なのにどういう値段のつけ方をしているの?と嵌められた気分。しかし心は行列の最後尾。一目散にお店へ。
途中色々焦ったせいもあり、「とみ田」を見ると何やら感動してしまいました。
既に先客は20名程。フロントローは逃したがこの程度なら仕方ない。とみ田とはいえ平日はこんなものかとちょっと拍子抜け。
しかし、後続はどんどんやってきて、開店前には5~60人は並んでいる様子。さすがとみ田。
1分の遅れがラーメンにたどり着くまでの時間に与える影響の大きさを痛感させられた瞬間でした。
開店10分前には食券を購入し、まずは一安心。
もう少しで店内という所まで来たが、総入れ替え制なのか、中は空いても中々入れない。
同僚は待っている間空腹と寒さに耐え忍ぶ。自分は寒さに耐性のある体でよかった。
最終的に席に着いたのは到着後約一時間後の11時30分頃。
席にはあの山岸さんの写真が。
大勝軒からこのようなお店が派生することになった事を考えると、この方のラーメン業界への貢献度は計りしれませんね。
そして、やってきたのは同僚の特製中華蕎麦。

豚骨魚介系のラーメンは川崎では「玉」、「然」等が挙げられるがどちらも中華蕎麦は個人的に今一という印象。
とみ田の中華蕎麦はまずスープが非常に濃厚。まるでドロドロのつけ麺用タレにそのまま麺を投入したかの様な食感。
麺を食べると同時にスープも減っていく。かといって、くどさは感じられず、麺とスープが一体となって胃の中へ納まっていく。
次は、自分が購入した特製つけ麺。
更に濃厚なつけダレと麺がうまく絡んで言うことなしのお味。1月に行った六厘舎もそうですが、究極の完成されたつけ麺。という印象。
この手のラーメンは、全体の調和が取れすぎていて、出汁や麺がどうのこうのと評価するのもおこがましい気がする。
あえて言わせてもらえれば、とみ田のつけダレは甘みが強く感じ、六厘舎は微妙に魚介が効いていたように思え、僅かなところでそれぞれ個性を出しているように思えます。
どちらにしても、甲乙つけるようなレベルの味ではなく自分の舌を超越したハイレベルな美味しさ。
最後のスープ割りはコッテリとアッサリが選択可能。
アッサリを注文したくなったのは、年齢的に、この豚骨濃度に体がついていけなくなった事の現れでしょうか。
それでも、朝からの悪戦苦闘がお店を出る頃には来てよかったと思える。そういう所が「とみ田」の凄さなのでしょう。
#後日談
#サークルKで購入したとみ田の中華蕎麦
#お店の味はスープもドロドロ系でしたが、結構さらさらでした。
#しかし、雰囲気は十分楽しめます。
店情報::千葉県松戸市松戸1339/休水/047-368-8860/11:30~18:00頃
もう一つの巨匠、六厘舎の記憶
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