南京 中国居酒屋事情(ダイジェスト)
羽田国際空港を出発し、今回は上海を経由し新幹線で、南京へ。
南京は自分が中国出張時の起点となる都市。
写真は夫子廟と言われる孔子を祭っている廟で、観光地だそう。
旧正月を前にして人通りは平日にもかかわらずかなりの人出。
正月本番は民族大移動で数十億の人が一斉に移動するらしく、これはほんの序の口。
このお店は、夫子廟側の料理店(居酒屋)。
中国の居酒屋で欠かせないお酒、それが白酒。
こちらは、初日に食したお店の南京ダック。
中国出張最初の時に、南京で食べれる名物を尋ねたところ、南京には北京ダックのようなメジャーな食べ物は無いというのが答えでした。
しかし、今回訪れたところ皆さん南京ダックが南京名物だと口を揃えて言ってくるようになった。
蒸した鴨肉の様であるが、塩味が効いておりお酒の肴には非常に合う。日本人好みの料理。
また、中国の料理店では、横浜の中華街もそうであるが、食材を店の内外に展示しているお店が多い。写真の様に妙にリアルな干し物がおいてあり、ちょっと不気味な感じも中国らしさか。
ここから以下長文であるが、日本と中国のお酒を飲む場での大きな習慣の違いについて4回の出張結果を元に居酒屋ブロガーの視点から分析してみた。
日本では最初に乾杯をした後は、基本的に気の合った人と会話をし続ける。
会話が弾まなければ別の人と会話をするか、その場そのものが静かになってしまう。
なので、会話が非常に宴会の成果を左右する重要な要素となり、それを維持するために努力する人と、それを避けるために宴会からなるべく遠ざかる人が存在している。
気の知れた仲間同士であれば問題ないが、そうでない人たちの宴席では気を使うか使わないか、使わせるか使わせないかが宴会の成否を大きく左右する。
日本は、会話そのものが楽しくないと宴席の結果として良くないという風潮があるのかそこを重要視しそうな雰囲気があり、ついていけない人は宴席そのものを遠ざける傾向がありそうな気がする。
中国のお酒を飲む場では、乾杯は最初だけではない。
宴席の途中で1対1、1対N、N対N間で何度も乾杯を繰り返す。
この結果、途中会話が続かなくなっても、そのタイミングで乾杯といって儀式が始まる。
あまり会話しない相手であっても、常に乾杯の儀式を行う事でコミュニケーション(会話)不足が仮にあっても儀式でお互いの存在を確認し尊重し合う事が出来る。
因みに乾杯の儀式はお酒が飲めない場合でも、お酒以外であったり、呑む量を控えたりすることで万遍なくその場に参加した人たちとコミュニケーション(会話以外)を取ることが可能。
日本では飲ミュニケーションは酒が強い人の特権の様になっているが、中国では酒が飲めなくても飲ミュニケーションがとることが可能で、個人主義に走りがちな日本よりみんなが楽しめる宴会スタイルをとっている気がする。
知らない人たちとお酒を飲む場合、基本的に多くを語らない自分にとっては中国式は意外に居心地が良い。
コミュニケーションの本質は上辺だけの楽しい会話することでなく、相手と大事な時間を共有したいという心を伝える気持ちが大事だと思った瞬間でした。
震災義援東北物産貯金2013(50円)計12200円(うち購入済み金額1930円)
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